harahara BLOG

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2013
11/12

採用サイトから求人応募する際に注意して見るべき3つのこと

 

UI/UXデザイナーの採用で気をつけること

 
こんにちは、代表の藤原です。

 

制作会社の求人に応募する際、本当に良い会社なのかどうなのかを少ない情報の中かから見極めるのはとても困難ですが重要です。会社概要に書かれているデータが優れていても一概に良い会社とは言えないかもしれません、ましてや働きやすいかどうかは入ってみないと分からないことがほとんどです。

 

そんな中で私は7回の転職経験があり8社の会社を見てきた経験もあるのでいわば転職のプロフェッショナルと言えるでしょう(もちろんキャリアパスを含め給料のベースアップが前提の転職です)会社によっては採用担当を行っていたこともあるので信憑性はそこそこあるのでは?と思います。

 

そんな私が採用サイトや自社サイトで応募をかけているWebサイトを見て注意すべき点をまとめました。

 

 

 

 

社長の露出が多いところは注意

 

ナルシスト社長

 

自社サイトの会社概要や代表挨拶などで数多く社長の写真が出てくるサイトなどは要注意です。その中でスタイリッシュな演出をしていたり、いわゆる「ナルシスト性」を感じたらさらに注意が必要です。

 

一般の方がナルシストであることは全然問題無いのですが会社の社長となると少し話しが違ってきます。社長とは社員を自分の家族のように考えるべきなのですが「ナルシスト=自己愛が強い」という理論で言うと自己愛(自分を愛する気持ちが強い)が強いと結局社員のことを後回しにして自分の欲望を優先してしまいがちです。

 

会社の歴がそれなりにあり安定して仕事が発生している状況であれば顕著で、極端に言うと「社員の生活より自分の車の方が優先」というような事例を私は多く見聞きしてきました。それを感じ取った時に自分を納得させられる環境や待遇があれば割り切れると思いますが多くの人はどこか釈然としないのではないでしょうか。

 

あとはもの凄く希ですがそういったスタイリッシュな社長の写真がたくさん掲載された対談コンテンツ(自分史コンテンツなどもある)を社内で作らなければいけないこともなきにしもあらずです。作り手としてはどこかモヤモヤしたものを抱えながら業務を行わなければいけません。余談ですが実は私は作ったことがあり途中で心が折れてしまい退社を決意したことがあります。

 

 

 

 

社内のわきあいあい写真に注意

 

やらされている感

 

採用に掲載されている写真で多いのはスタッフが集まって楽しそうにミーティングをしたりPCに向かって先輩が後輩に熱心にデザインの指示をしているような写真をよく見ると思います。

 

ここで注意すべき点はそれを「やっているのかやらされているのか」を見極めることです。

 

良い感じの仕事風景の写真が撮りたいがためにダミーミーティングを画策し、そこに写真映えがするスタッフを呼びさらに会議テーブルにダミーマインドマップ、ダミーサイトマップ、ダミーワイヤーフーレム、ダミーモックアップ、ダミーデザインなどを所狭しと置き撮影することでしょう。

 

私はあまり写真映えしないのでそこには選ばれずその光景を遠くからじっとりねっとり見ていましたが忙しい社内でそういうことが行われていて喜ぶ人ってそんなにいないのではないでしょうか。「自然体の方がいいのになぁ」と心の中で常々思っておりました。

 

その辺りを踏まえた採用担当者はあくまで自然な会社風景を撮ろうと務めるでしょう(多少の演出は問題無いと思います!)そういうところに気配りが行き届いている会社は社員の気持ちや意見を尊重してくれるに違いありません(多分)

 

 

 

 

豪華な外観ばかりの写真に注意

 

自社ビル

 

東京だと特にそうですが自社ビルなどを建てているような会社はそう多くありません。多くの事務所はオフィスビルの一角だったりします。

 

オフィスを借りる会社の心理として端から見て「儲かっていて勢いがあるように見られたい」のは理解出来るので見栄えの良いタワー型のオフィスビルを前面に押し出せばラグジュアリーでエクスクルーシブな雰囲気が出てしまいます。

 

ただ働く側としては建物の外観よりも社内の環境やどんな人がいるのか、ということの方が気になるのではないでしょうか?そういったところを考慮せずに豪華な外観ばかり打ち出すということはリクルーターの心理への理解が少なく、もっと言えば中身ではなく外見を重視するような会社の可能性が多いのではないでしょうか?

 

あとはワークスペースが狭かったり汚かったり特徴が全く無いのでそういった外観だけを打ち出す場合も多いようですがスタッフのことを考えて社内の環境に目を配っていれば自然と良い写真が撮れるはずですしそんな見栄を張る必要も無いはずです。

 

ただ例外もあると思っていてデザイン会社などはこだわって自社のインテリアや什器なども特注で作っているところも多いです。その辺りの写真の露出が多い場合は「そのセンスに共感してくれる人に来て欲しい」という意図もあるようなのでその辺りを見極める目はとても大事です。

 

 

3つに共通するのは自分を必要以上に良く見せようとする「ナルシティズム」です。自分を、会社を必要以上に格好良く見せたい!という気持ちから自然体の社内環境を見せることは後回しになってしまいます。そういった会社に入るとやはり、会社をきらびやかに見せることが優先されてスタッフのことは後回し、なんて会社が回りに多いように感じています。1度就職したらなかなか辞められないので(私は例外)写真1つでも色々判断できることがあります。是非注意深く見てみて下さい。
Posted By Rentaro Fujiwara
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