harahara BLOG

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2014
02/23

クリエイターが東京で1度は働いた方が良い3つの理由

 

tokyo
こんにちは代表の藤原です。

 

上京して7年がたとうとしています。それまでは名古屋の大手Web制作会社でデザイナーのリーダーとして活動をしていました。上京するまでは「ネットで繋がった今の世の中で東京に劣ることはない」と思っていました。

 

実際に上京してその考え方は一変し若い方には特に「1度は東京で仕事をしてほしい」と思うようになりました。では何がそんなに違いそれがどのように影響を与えるかをまとめてみました。

 

 

 

あらゆることが早い

 

まず東京の会社に入社して驚いたのが仕事に全くついていけませんでした。それ以前は名古屋の制作会社を5社ほど回って自分の仕事の質とスピードに自信がありましたがほとんど通用しませんでした。

 

1日数回打ちあわせをしその間に企画書やデザインをアウトプットする時間が私の上司はレベルが全く違いました。回りの私よりも全然若いデザイナーもスピード感が桁違いで入社3ヶ月たつまではまったくついて行けなかった経験は「質の高い仕事を最速でアウトプットする」というスキルの礎を作ってくれました。

 

今もし名古屋に戻り同じように仕事をしたら全く違う風景がみえるのではないでしょうか。

 

スピードはバリュー、東京は日本で最速の都市

 

 

 

インプットできる量と質が尋常じゃない

 

特にデザイナーなどに言えるのが日々アウトプットをし続けるわけですがアウトプットした分はどこかでインプットしないといずれ枯渇したり疲れ切って業界を去ってしまうこともあります(そういう人を嫌と言うほど見てきました)

 

東京には渋谷、新宿、池袋に代表されるビッグタウンが幾つも点在します。先に挙げたような場所であればオフィスを一歩出れば刺激的な建物がひしめき合い乾いた脳に刺激を与えれることも多いでしょう。

 

私は神宮前(いわゆる裏原)に勤めていたのですが仕事で疲れ果ててコンビニの裏で休憩しているだけでもBEAMSやUnitedArrowsといったフラッグシップショップが軒を連ねる中で缶コーヒーを飲むだけでもちょっとした刺激になりました。あとはTVで見るような著名人が普通に歩いていたり少しミーハーですが「負けてられない」という気持ちになったものです(偶然通りかかった一青窈さんと5分ほどお話ししたこともw)

 

大きな街だけでなく小さな街にも魅力が沢山で、ただの商店街だと思えば誰も知らないようなアートスポットや専門書店が現れたりととにかく飽きることがありません。

 

新しいモノと古いモノがギュウギュウにひしめき合う東京には人々の創意と工夫がそして懸命に生きる姿が詰まっています、そこから受ける影響は私の価値観を大きく変えました。

 

アウトプットしたらインプットする、少しでも長くモノヅクリができるように

 

 

 

サービスの質が高い

 

私が東京に来て衝撃だったのがダクシーの運転手さんのサービスのよさです。今振り返ると名古屋はタクシーに関しては本当に最悪のサービスでサービスなんて言葉を使いたくないくらいに酷かったです。

 

同様に飲食店などのサービスも桁違いです。「物価高いでしょ?」とよく言われますが名古屋よりも安くて美味しくてサービスも良い、なんてお店はざらにあります。土地代が異常に高いだけで物価そのものはほとんど変わりません。

 

何が言いたいかと言うと単純に競合の数が尋常じゃないのでサービスを向上させるなんて当たり前でそこに手を抜いたら生きていけないことを誰もが知っています。地方の人がそれをわかっていないとは勿論思っていませんがリアルな危機感はやはり東京が随一なのではないでしょうか。

 

それは飲食や交通機関に関わらず我々のようなクリエイティブの業界にも全く同じ事が言えました。特に代理店や制作会社でスキルの高い人に関して言えば仕事ができるのは勿論、気配りなどの配慮も一流の人が多いです。

 

これは自論なのですが東京には地方から一攫千金(?)を求めて人生を賭けている人が溢れているように思えます。そういう人達は同じように勝負しようとする人達に対し理解がありますし単純に言って「優しい人が多い」です。

 

仕事が出来きて優しい方が単純に人生が豊かになるはず

 

 

 

今回の記事は少し抽象的になってしまいましたが「スピード」「情報量」「質」この3つが最も優れた都市が東京と私は考えます。

 

「東京にいるから良い」とかそういうことではありません。ただ、日本でクリエイティブの仕事に携わっているのであれば1度でいいから上記3つの要素を体験してみないと本当の自分の実力を計るコト難しいのではないのではないでしょうか?

 

特にUI/UXデザインは「ユーザーはどうしたらもっと良い体験ができるだろう」という人間中心設計を元に常に考え続ける作業の繰り返しです。そこに答えを導き出すのは机上のUX理論だけではなく実体験を元にするべきだと思っています。私は東京で得た経験が無ければ今のスキルセットを身につけることは不可能だったでしょう。

 

事情があって地元から離れられないクリエイターさんも沢山いるとは思います。でも1年でも2年でも期間限定でいいから1度東京という街で勝負してみるとその後の人生が大きく変わると思うのです(勿論良い風に)

 

私は30代で東京に来て大いに後悔しました「もっと早くこればもっとスキルがあがったかもしれない」私のように後悔しないように、特に若い方で興味がある人は少しでも早く上京することをオススメします。

Posted By Rentaro Fujiwara
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